マスコミの新型コロナ関連のニュースの影響

 

現在の新型コロナと同じように、東日本大震災の時も、1日中震災関連のニュースが流されていました。その当時外来で診察をしているときに、血圧上昇、倦怠感、食欲低下、胃腸障害、便秘、腰痛などなど色々症状を訴える人が増えました。そのような人はほぼ全員、テレビをじっと見続けている人たちで、全国的にも同じように症状が出ている人が増えていると報告されていました。患者さんにはテレビを見続けることを控えましょうとお話をしたことを覚えています。

悲惨な出来事は見聞きするだけで、自分の実際の体験ではなくても、心と体に影響を与えます。頭の中でその事件を繰り返し体験している(シミュレーション)状態です。思考も実際の体験に近い影響を身体と心に与えます。

ただでさえ日常の生活でストレスを受けている状態で、ニュースという情報でストレスにさらされます。元々病気を持っている人は、その体力の余裕分が少しだけ少ないのでその影響も大きく出るようです。

情報は大切ですし、身を守るために知っておかないといけないことはたくさんありますが、情報の氾濫は身体と心に混乱を引き起こします。

ニュースも一日一回確認するぐらいにして、そのほかの時間は身体と心を養う時間にしましょう。それが結果的には、身体の抵抗力を最大限に発揮することになります。

感染は結局は免疫を持った人が増えることで抑えられていきます。あるいは薬やワクチンがその前に作られれば、その前に押さえ込むことができることになるでしょうが、免疫を鍛えるという意味では、どうだろうかと思ったりもします。

いずれにしても、慌てる心が身体を痛めますので、その時その時に起きることに、その都度対応すればいいと覚悟を決めて、毎日の瞬間の連なりを大切に過ごしていきましょう。

 

医療相談・健康相談担当

医師  平田修


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