今後の健康教室について

心と身体、本来一体のものであるはずでした。

科学が発達し始めた時から、分析できるもの、測定できるもの、数値化できるものに興味の対象が移ってしまい、結果、数値化できない心は置き去りにされました。医学にも精神医学がありますが、身体と心は全く別物のように扱われています。さらに医学は、臓器別に細分化され、分子や遺伝子にまで細分化され、それで人間の全てがわかるようになるかのような錯覚の中で変化しています。

精神的ストレスが体に影響を与えて健康を害している可能性が科学的に指摘されたのは、実は最近のことです。

実際の臨床の中で、病気になった人を観察していると、どうしてもその精神的ストレスも考慮に入れないと、病気の治療は始まらないのではないかというのが、研修医になったばかりの頃に感じたことでした。

現状の医学に疑問を感じて、いろいろな科を回ってみましたが、結局は同じ西洋医学の同じような考え方を経験しただけでした。

次第に興味は精神的な事柄に移っていきました。精神的なストレスの原因を探り、それを軽くすることで病気の症状が軽くなり、少なからず病気そのものから解放される人達がいることを、どの科でも経験させていただきました。

その中で、精神的ストレスとは何か、根本的な解決とは何か、というのが疑問点として浮かび上がってきます。

私の30年以上の医師としての生活は、その根本的なところを知りたいという欲求で成立していたと言えます。

西洋医学に対する疑問から、様々な臓器別の科を経験し、自分の中でその臓器別の体が繋がり始め、それに加えて心の問題が連関し、最近やっと心と身体が本来一体のものであることを実感として感じることができるようになりました。

ストレスに関する話題は最近は本なのでも出版され、普通の話題になりました。でも、ストレスそのものの根本に触れようとしている内容はあまりないように思えました。

ストレスは避けるものでもなく、逃げ出す必要もなく、根本的な問題に気づくことができれば、自然に変化して感じ方が変わります。ストレスがストレスではなくなっていく瞬間を味わうことができるようになります。その時に初めてストレスとは何かと自分で実感することができるようになります。

逆に言えばストレスとは何かと自分で実感としてわかった時に初めて、ストレスから解放されると言えます。

健康教室は、心と身体は本来一体であること、身体のストレス、心のストレス、それぞれ毎回重なる内容があるとは思いますが、参加していただいた方と一緒に考えながら感じながら、少しずつゆっくりと進めていきたいと考えています。

実は言いたいことは単純なことですが、その単純なことを本当に実感していただくには、少し回数が必要かもしれません。

私が何かを一方的に伝える場ではなく、参加していただいた方と一緒に作っていく時間と思っています。

場の力というのがあります。その場の力で、多分私も知らない新しい感覚が生まれる瞬間に立ち会えると思っています。

少し堅苦しい文章になってしまいましたが、お一人でも参加していただく方がいらっしゃれば、開催していきますので、気楽な気持ちで参加されてください。

 

医師  平田 修

 

11月健康教室のご案内→  https://wp.me/p9wuY8-fT

 


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