健美〜美容鍼灸 医師としての観点から

通常の診療では、病院を受診される方は、病気の状態で来られますから、もちろん体調は悪い状態で受診されます。そうすると当然のことですが、やはり顔色が悪く、活気がない状態で、笑顔もあまりなくて、姿勢も前かがみで、肌質も荒れた状態で、調子が良くない感じが体全体から発散されています。

病気が軽くなって体調が良くなるにつれ、笑顔が出てきて、姿勢も変わり顔色もよくなり肌のツヤもよくなってきます。

このような医師としての経験がありましたから、当院の院長がまだ修行時代に、健康の結果の美容というのも鍼灸の一つの効果としてアピールしても良いのでは、と美容鍼灸も勧めていました。しかし、現状のエステ的な表面的な美容鍼灸の流行を見ていて、鍼灸に真摯に向き合っている者として、当初あまり美容鍼灸には興味がなかったようです。

その後、実際に中国鍼灸を実践している師匠のもとで鍼灸治療の本当の効果を経験する中で、患者さんの顔色がよくなり、精神的にも落ち着き、肌質が変わっていく様子を目の当たりにし、中国鍼灸の治療効果とその結果の、本来の意味での美容に興味が出てきたようです。

いわゆるエステでのマッサージなどは、表面的な効果ではありますが、それなりに効果があることは認めます。表面のリンパの流れや血行を良くするのは確かだと思います。リラックス効果もあるでしょう。

しかし、的確に選ばれたツボや経絡に対する鍼の効果は全く違った効果として体に表れている感じがします。

長年たくさんの身体的精神的に病んだ方々を診察していると、言葉にしにくい感覚ですが、その人の体から発するオーラのような光のような(皆さんも大なり小なり感じてる感覚かもしれませんが)物理的には測定できない空気感、その変化を感じることができるようになります。

最近、その人が発するその感じの、鍼灸の治療前後での変化の大きさにびっくりさせられています。割合短期間で、体調が良くなり、精神的にも落ち着く感じが出てきて、肌質が変化して綺麗になり、雰囲気がまるで違った感じになります。実はその状態の方が、その人の本来の姿に近いのではないかと思っています。

医師としては、今流行りの表面的な美容には正直あまり興味はありません。しかし、体の健康の結果の美は、健康の当然の結果として体が自然に発する美しさであり、医師として治療の最終目標として見習うべき成果の一つだと感じています。

 

医療相談、健康相談担当

医師 平田 修

 

 


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