熱中症 注意!

外気温が昔と比べ尋常ではない高さになってきました。
熱中症注意です。
この暑い夏にも関わらず、散歩している人が昔より増えたような気がします。
皆さん、バックにはちゃんと水分を携えて。
ただ、水分は、緑茶だったりコーヒーだったりの人も。

熱中症になりやすい条件
①高い気温ー特に急激な温度変化
②高い湿度
③水分の摂取不足
④疲れなどの蓄積ー体力が落ちた状態

人間は恒温動物ですから、体温は一定に保たれるようにできています。
体温が上がってくると、それを下げるために発汗し呼吸が早くなります。汗が蒸発するときに体表面の温度をさげ、また呼吸が早くなることにより、体内の温まった空気と湿気を外に吐き出し、体温を下げる。心拍が早くなり、血液が身体中をめぐる時間が短縮され、その血液そのものが体表面をめぐり、温度を下げる。
ですから、水分の摂取不足があると、発汗の材料が減り、呼吸による湿気の排出も少なくなり、めぐる血液もすくなくなる。結果体温を下げにくくなります。また高い湿度があると、汗の蒸発ができにくくなり、蒸発で熱が奪えなくなるので、体温が下がりにくくなる。
疲れた体は、体全体の機能が低下しますから、上記の作業も滞りがちになる。結果体温の調整が下手くそになります。
体の中では、色々な代謝が営まれており(複雑に統御された化学反応の連鎖です)、化学反応には最適な温度があり、その最適温度を超えて体温が上がってしまうと、その化学反応がうまく進まなくなり、身体中の機能がおかしくなり、具合が悪くなるのです。

熱中症は家の中でも、条件が揃えば起きます。家の中では大丈夫と油断されている方がいますが、注意が必要です。
十分な水分摂取と、温度、湿度管理、また疲れなどの体調管理に注意してください。
日常の診療のなかで、熱中症と診断される人が、数年前から急激に増えてきました。くれぐれも注意をして予防に心がけてください。

*水分摂取にあたっての注意
①緑茶、紅茶、コーヒーなどカフェインを多く含んだ飲料水は、カフェインに利尿作用があり、水分補給をしたつもりが、排出の方が多くなっていて、補給になっていないことがあります。
②スポーツ飲料は、かなりの塩分と糖分を含んでいます(製品によりその割合が違いますから、それぞれ確認してください)。
軽い汗をかく程度であれば、白湯や麦茶などで十分です。多量の汗をかく場合は、水分の半分は調整された飲料水か、塩や塩飴などの塩分の補給を考えてください(高血圧や糖尿病の人は塩分、カロリーの摂り過ぎに注意を)。

 

医療相談・健康相談担当
医師 平田 修


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