私の鍼灸体験〜多形滲出性紅斑② 

私の鍼灸体験〜多形滲出性紅斑① の続き  https://wp.me/p9wuY8-gn

 

白川鍼灸院での治療初日は、西洋医学の医師として、その治療に対する考え方の違いに驚きの連続でした。

まず、うつ伏せになり、背中から施術開始。必要な経絡に沿ってツボに鍼がうたれ、それが終わってから、皮膚科的には絶対に掻かないように、と言われていた発疹のひどい部分をローラー鍼と吸い玉で刺激。それがまたすごくかゆい部分だし、掻けなかった部分なので、気持ちの良いこと気持ちの良いこと。(吸い玉は、瘀血と言われる滞った血液を表面に浮きださせる治療のようです)それで背中は終了。

今度は仰向けになり、その状態で頭部、上肢、下肢、体幹の経絡に鍼。その後また発疹のひどい場所に、背中と同じローラー鍼と吸い玉。これまた気持ちがいい。背中は自分で確認できませんでしたが、今度はその刺激の後の赤く腫れた状態と、吸い玉による皮下出血が自分の目で確認できました。

さあ、あれだけゴリゴリ皮膚を刺激したので、その後が痒くなるのかなと思いきや、帰り道の車の中では痒みがほとんどなくなり、次の日には皮下出血の跡はあるものの、その部分の発赤はなくなり、皮膚が平坦になり、皮下出血の跡も数日で消えてしまい、発疹は色素沈着を残すのみで数日で消えてしまいました。深い発疹の部分が色素沈着を少し残していましたが、それもしばらくして跡形もなく消えてしまいました。

週に一回の通院では全ては抑えきれなので、自宅でも修行時代の娘に同じような施術を繰り返してもらいました。

それまで、数ヶ月間繰り返し出てきていた全身の発疹が、そのサイクルを短くしていき、程度も軽くなり、ほぼ治癒状態。まったく薬を使う必要もなく。

最近も疲れるがたまる状態が続くと発疹が出そうになるのですが、今ではすぐに「鍼灸AOI+」の院長(私の娘ですが)に施術をしてもらい、数日で消退するようになりました。

西洋医学ではアレルギーや熱など押さえ込もうとする治療ばかりですが、東洋医学は炎症を抑えるのではなく、かえって刺激して発散させて治癒反応を促し、病気を早く完結させるという感覚でした。それぞれの考え方の違いにびっくりして、また人の体の反応の多様性を改めて認識をした経験でした。

鍼灸は整形疾患だけでなく、様々な病気に対応します。皮膚疾患もその一つだと実感した経験でした。

 

医師 平田 修

 

*吸い玉、ローラー鍼による刺激は、その刺激の強さ、程度には熟練した技術と経験が必要です。資格のない人は特に、鍼灸師でも経験のない人は絶対に真似をしないようにしてください。かえって皮膚を傷めてしまう場合があります。


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