第14回健康教室を終了して

第14回健康教室を無事終了させていただきました。

 

今回も質問形式で、と考えていたのですが、導入からそのまま現在の世の中の状況、問題に触れることになり、その話題を中心に話が展開していきました。

途中質問もいただきましたが、主に私が問題意識を持っている事柄が中心になって話が進行して、あっという間に時間となりました。参加していただいた方々、質問の時間が短くなり申し訳ありませんでした。

健康教室で、その時々のマスメディアなどで問題になっている話題を取り上げるのは、私たちの健康の妨げになりうる精神的なストレスの原因と、その向かい方などについてお話ししたかったからです。

健康とは人間の持つ本来の生きる力が、素直に発揮できている状態と考えています。それは心身共に整った時に自然に訪れます。

ストレスについて考えるときに、体そのものの扱いももちろん重要ですが、自分自身の心の問題を中心として、その中心に影響を与える社会状況についての理解がないと、ストレスの問題も解決できません。

社会のあるいは世界の現実の本質に近いところを掴むことができなければ、漠然とした日々のストレスにさらされて自分自身を傷つけることになります。

マスメディアが報道する世界の事件の断片だけをみていると、我々の生きる世界は混沌としているように感じられ、複雑さの前でただ佇むことしかできません。しかし、生きていく上での何らかの違和感を感じている人であれば、我々の社会を形作っている教え込まれた知識を疑うことから始まり、少しずつ自分自身の心身で感じ考える経験を積み重ねる中で、段々とその本質らしきものを感じ考えられるようになります。そして、ストレスにつながる状況はそんなに複雑ではないということが理解できるようになります。健康を害するいろいろな問題が実は同じような考え方から発していることが少しずつわかるようになります。

今後の健康教室も少人数での開催とはなりますが、参加していただいた方々に日常の生きる上での力になりうる何らかの感覚を掴んでいただければ幸いです。

健康相談・医療相談担当

医師 平田修