薬の本当の怖さ

薬には副作用があります。

たとえば胃腸障害、肝機能障害、腎機能障害、頭痛、眠気、ふらつき、横紋筋融解症、めまい、間質性肺炎、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、血小板減少、再生不良貧血、便秘、無顆粒球症、ショック、アナフィラキシーショック、溶血性貧血、骨髄形成不全、消化性潰瘍、大腸炎、劇症肝炎、食欲不振、搔痒感、中毒性皮膚壊死症、白血球減少、急性腎不全、ネフローゼ症候群、喘息発作、出血性大腸炎、不整脈、倦怠感、脳出血、消化管出血、血尿、低血圧、などなどまだまだここには書ききれないくらいたくさんあります。

見てるだけで怖くなります。

でも、効果という点では、結構効き目があります。でもそれが問題。

効き目と言っても根本的に治療をしているのではなく、対症療法です。根本治療ではないので、ただ押さえ込んでいるだけで、治しているわけではありません。例えば高血圧の血圧、糖尿病の血糖値など。西洋医学の薬は、治療の目標とする数字に比較的早く到達させます。ただ、対症療法ですから、薬を中止すると元に戻ってしまいます。

大抵の病気は、生活の中の身体の使い方、心の向かい方など、自分自身で努力することで軽くすることが可能です。そのようなことを考えもせず薬を最初から使用してしまうと、薬の効果で、結局数値上は正常範囲に収まることとなります。それでよくなったような気になって、何の努力することもなく生活はそのままに薬を服用し続けることになります。治しているわけではないので、薬は結局ずっと飲み続ける必要があります。

薬を飲み始めたら一生飲み続けなくてはいけなくなるので、飲むのは嫌だという人がいます。薬は麻薬ではありませんから、病気が軽くなれば止めることが可能です。何の生活上の改善もしないままであれば、飲み続けるしかなくなるわけです。何度もいいますが、根本治療ではないですから。

原因となっている生活の中の問題点に気づくことができても、社会の中で生活している限りは、すぐにその生活すべてを改善するのは難しいし、時間もかかるかもしれません。体が本来の調子を取り戻すのにも少し時間が必要です。長い時間悪い状態に適応していましたから。

まずそのような生活上の努力を併行して実行しながら、薬は一時的に役に立つ杖にしかすぎないし根本的な治療法ではないと、医師も患者も了解の上で使用するのであれば、薬の害もかなり軽減するのだと思います。

薬の本当の怖い副作用(初めに列記した一般的な副作用も怖いのですが)は、薬に依存する心が芽生えてしまうことです。病気の原因となった生活上の問題点を探る努力を惜しんで、薬の効果に助けてもらおう(楽をしよう)と、薬の奴隷になってしまうことです。

 

医師 平田 修

 

 

 


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