血液一滴で99%の確率で13種類の癌の発見が可能

先日の朝のテレビのニュース番組で、「血液一滴で、99%の確率で13種類の癌の発見が可能」という内容のニュースが放送されていました。

超早期の癌でも検出可能で、数年後に実施可能になると。約2万円ほどの費用になりそうだということです。

少し前にMRIという検査機器の開発研究者が、将来細胞レベルでの異常を検知出来るようにしたいと話していました。尿で癌の発見ができるというのも、最近の話題の一つでした。

それぞれ科学の発展としては面白いとは思いますが、さてさて・・・・。

西洋医学はどんどんと分子レベル、遺伝子レベルでの診断学が発達しています。

超早期の癌は発見したら、さてどうすればいいのでしょう。手術で摘出するか、化学療法か、放射線療法か、それぞれを併用するか。とにかくみつかったら西洋医学の最先端の技術と知識を総動員して治療を加えるのでしょうか。現時点での治療法はどれもかなりの副作用をともないます。

超早期の癌の全てが命に関わる癌に成長するのか、微小な癌は体が免疫で押さえ込んでなくなっていく可能性はないのか。癌を発見された人が、精神的、身体的ストレスを見直し、生活をかえることで、体の回復力を十分に発揮させ癌が消えていくか成長しない状態にする可能性はないのか?。癌細胞に対しても免疫が働いてそれを抑え込もうとしている機序も少しずつわかってきました。また癌細胞がその免疫を逃れる術を身につけていくという事実も。

今の医療では、癌が見つかると、他の選択肢がないかのように西洋医学の治療を加えることを患者さんに勧めますが、現代医学の治療を希望しなかった場合のその後については実はデータがほとんどありません。自然療法だったり、代替医療だったりでの治療の結果がデータとしてほとんど残されていないのです(治療をしないという意思を示すと、保険の関係上ほとんどの病院では、患者さんとの関係が終了します。 緩和ケアという治療に移行した場合は、まだ関係性は持続しますが)だから、西洋医学で自分たちがやっている医療の優位性を証明するデータがじつはあまりない状態です。比較する治療データもなく、西洋医学だけが医療のような感じで、自分たちの治療方法のなかでの比較データしかないのです。

色々な発見だったり、発明だったりはそれはそれで素晴らしいことですが、それがどのように利用されていくのか、どのような利益を生み出すのか(誰のための利益なのか)、悪影響はないのか。ただ手放しで喜んで受け入れるのではなく、注意してみていく必要があると思います。それぞれの知識と判断力が問われるところです。専門的な知識は必要ありません。常識的に考えて違和感がなく受け入れることが可能かどうか、判断するだけで十分だと思います。

まだまだ体の事も含め、人間が知り得たことなど僅かなことだけです。体はまだ人間の英知が及ばない様々のことを体のなかで瞬間瞬間に行っています。自分たちのその身体の力を信じて、自分の身体を養い、その働きを邪魔しない生活をすることこそが、本当の治療、健康と言えると思うのですが。

どのようにすれば、心身を養い、その力を十分に発揮できるようにすることができるのか、みなさん忙しく立ち働いてばかりいないで、たまには立ち止まって考えてみませんか。

 

 

医療相談・健康相談担当

医師  平田 修


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