鍼灸のすすめ

残念ながら、現代の日本では、鍼灸とはどんなものか、知らないし知っていても体験したことがない人がほとんどです。優れた医学でもあり、実践的な医学でもある鍼灸の効果をしらないままとは、なんと勿体無い。鍼と灸という簡単な道具だけで薬を使わないで人体のアンバランスな状態を正しい方向に導き治療していく、その点がすごく優れた点だと思います。

以前もニュースに書きましたが、私自身、重症の「多形滲出性紅斑」という皮膚病で苦しんでいた時期がありました。西洋医学の治療の繰り返しで、治る兆しもない時に、鍼灸の先生(鍼灸AOI+の院長の師匠の白川先生)に治療をお願いしました。治療開始直後から、身体が楽になるのを感じ、ひどい発疹もその日から鎮静化していく感じがわかりました。週に一回通いましたが、その間は娘に治療を継続してもらいました。現在土曜日に「鍼灸AOI+」で、院長の仕事の合間に鍼灸治療を受けています。皮膚病も再発もなく、仕事で疲れた身体が、鍼灸治療を受けるたびに楽になるのを感じます。妻も事務として仕事を手伝っているのですが、時々鍼灸を受けて、体のメンテナンスをしてもらってます。なんか贅沢をさせてもらってます。

鍼灸院を開業して1年と5ヶ月、整形外科的疾患(腰椎すべり症に合併した脊柱管狭窄症、腰部椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群、斜角筋症候群、各種腱鞘炎、痺れなどの症状、寝違い、ギックリ腰、五十肩、変形性膝関節症、関節リウマチ)、皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、多形滲出性紅斑、尋常性痤瘡、しみ、などなど)、婦人科的疾患(生理不順、生理痛、不正出血、不妊、月経前困難症候群、つわり、更年期障害)、精神的な疾患(不眠、うつ状態)、循環器的疾患(不整脈、高血圧、低血圧、動悸、息切れ)、消化器的症状(逆流性食道炎、胃部不快、下痢、便秘、食欲低下、吐き気)、耳鼻科的症状(顔面神経麻痺、突発性難聴、耳鳴り、慢性鼻炎、花粉症)などなど、美容目的の方も含めたくさんご来院いだだきました。美容目的といっても、ほとんどの方が、冷え、肩こり、頭痛、便秘、不眠、などそのほかの症状も伴っており、それらの症状も軽快していくとともに、肌質も変化し、雰囲気まで明るくなり、健美の本当の意味を感じています。西洋医学ではなかなか対応できていない症状だったり、薬でしか治療できない状態が、針と灸、吸い玉などの簡単な器具で改善していく様子を何度も見ていると、本当にすごいことだと思います。

とにかく、中国鍼灸の良さをもっと沢山の人に知って欲しい。

何度も言います。鍼灸を知らないなんて、本当に本当に勿体無い。現代医学の医師として真剣にそう思います。

東洋医学的考え方や治療法は、今後さらに必要性が増してくるのではないかと思います。西洋医学も進歩はしていますが、やはり急性期の病気の医学で、慢性的な疾患に対しては、薬で抑える方法しかないのが現状です。西洋医学(医薬品ばかりが発達する)が優勢になってしまった時代にこそ、身体がもともともっている治癒力を助けることで病気を治そうと考えてきた東洋医学(漢方や鍼灸など)の役割を、改めて見直してみることも意義があることだと思います。

 

私の鍼灸体験〜多形滲出性紅斑①

私の鍼灸体験〜多形滲出性紅斑②

 

医療相談・健康相談担当

医師 平田 修


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